ニースの旅(ニース編)

Travel Abroad

22年6月、ベネチアの旅行から帰ってきて数週間後、南仏にいました。はて、ニースに入ってぶらぶらした後、マルセイユの方に西に行こうか、いやモナコの方に東に向かうか。いやゴッホが日本と思い込んで住んでいたアルルの街だって捨てがたい。考えてみればカンヌだってある。いずれにせよ、奥さんがリヨンでPaul Bocuse(ポール・ボキューズ)のフランス料理を食べてみたいというので、いずれは西に向かってから電車で北上するのですが、結構迷いました。

数珠繋ぎのように名所が連なっているので1週間ほどの日程があれば、全て回ることができます。大きな移動はTGVで小さな移動はバスでということになります。基本、移動は便利な地域です。

結果、私が初めて買った高級時計(最初で最後になりましたが)がモナコというF1からインスパイアを受けた時計だったので、これを身につけてモナコを歩いてみたいという気持ちになり、一旦は北上することにしました。

モナコに行くと決めるとちょっと良いオプションが付いてきます。欧州圏に住んでいる日本人には有名なエズ村という場所を経由してモナコに行くことができます。このエズ村については後で紹介します。

ニースに着いたら一目散に海を見に行きました。ニースは大きくいうと地中海に面しています。海水の透明度が高く綺麗です。Googleマップで改めて見ると、透明度が高いビーチで有名なイタリアのサルディーニャ島と離れていないから納得が行きます。(サルディーニャ島への旅も今後のブログで書く予定です)

ニースのビーチの不思議なところはビーチサンドが砂ではないことです。普通なら川に運搬されて海岸に着く間に角を削られて砂にされるものですが、川の中流域にあるような小石がビーチを覆っています。ビーチはのんびりしていて騒がしい感じはしません。海岸沿いのカフェやレストランも広々としています。少しビーチの内側に入ると大きなマーケットがある点が欧州らしいです。

ビーチ沿いのカフェ。この後の投稿でアマルフィーなどのビーチも紹介しようと思いますが、ニースのビーチと海岸は南イタリアに比べてよく清掃されていたように思います。
ビーチ沿いのカフェはどちらかというと観光客向け。値段も。
ビーチから少し裏に入ると地元の人の通うカフェがあります。

ビーチで海を楽しむのも良いですが、ビーチの東岸から高台に登れる作りになっているので、ここからニースの海を見下ろすのもおすすめされます。30分ほど高台を登ればですが、私は報われると思います。途中も緑の多い公園になっているので、飽きません。

緑の公園を上がっていくと、ついに展望台に届きます。

翌日は朝一にマーケットに行きました。時期にもよるのかもしれませんが、朝しかやっていなかったようです。マーケットでは色々なものが売っています。果物から古本から数十年前に使われていた手紙まで。ところでニースでは、駅のホームでも広場でもこのマーケットでも結構話しかけられました。フランス語が少しでも話せれば良かったのですが。英語で身振り手振りでのコミュニケーションです。

最後に、泊まった宿と気に入ったレストランの紹介を。ニースではホテルチェーンが良くも悪くも乱立していないです。予算に糸目をつかなければ由緒あるホテルを、それ以外であれば民泊になる人が多いと思います。私たちは一泊100−200ユーロあたりでおさえたかったので結構、選ぶのに苦労しました。個人オーナーがBooking.comで貸している宿をいくつか吟味して内装がモダンなところを選びました。

NICEではこのPeixesというレストランが気に入ってこの短い旅行の間に数回来ました。Peixesは街の中にアクセスが良く、サービスもしっかりしています。Googleレビューでも高得点(この記事を書いている24年に確認すると4.5です)だったので、安心しておすすめできます。ただ人気店なので並ぶか予約する必要があります。海鮮メニューが売り。お手頃な値段ですが、盛り付けなどもしっかりしています。一皿の量も少ないので多くのメニューを楽しめます。

メニューの値段もお手頃の方です。ロンドンの半額の値段で3倍美味しいものを食べられる。