ニースの旅(エズ村編)

Travel Abroad

エズ村は海外在住の日本人には結構有名な観光スポット。リグリア海に面した崖の上に石造りの家がそびえたっています。崖の上に石造りの家、家と家を繋ぐ道は坂道ばかりという点がサントリーニとに似ていますが、家の外壁が白ではなく淡い土色で、屋根が赤いところが違います。

なぜ人気があるかは後の写真を見ると分かるはずです。私もかなり多くの美しい街や村を見てきました。いつかブログの中で、美しい村の一覧でも作ろうと思いますが、このエズ村も間違いなく美しい村です。

エズ村に行くのは簡単。ニース市内からローカルバス(82番のバス)が出ています。ニースは海岸から内側に入ると大きな幹線道路が走っています。この道路脇にバス停があるので、運転手からチケットを買って乗り込んでいきます。

Googleマップでは電車での行き方も出てきますが、バスの方が手軽で早いです。金額も片道わずか1.7ユーロ(24年8月時点)。バスは坂道を駆け上がっていきます。バスでも30−40分はかかるので、座りたい人は、バス停に早めに着いておくのが良いです。でも地元のお年寄りも良く乗られてくるので、席は譲ってあげましょう。坂道に住むのは大変です。

最寄りのバス停からエズ村までは歩いてすぐそこ。村の中には名産のレモンを使ったリキュールや香水などのお店やカフェなどが入っています。村の中の坂道をぐんぐんと上がっていきます。

家壁はジャスミンの緑で覆われています。ジャスミンは熱帯の植物でモロッコなどでよく見ました。さすがにモロッコとここは気候が違うので、ニースにとっては外来だと思います。ですがここでもよく育つのでしょう。地中海といってもギリシャの方はサボテンやオリーブばかりなので、このみずみずしい緑の感じがニースっぽいとも言えます。村の中はめっぽう広いというわけでなくて1時間もあれば一周できるほどの大きさです。

この美しい村の中で朝を迎えたいと思う人もいるはずです。可能です。ホテルはいくつかあって、レストランもミシュランを取ったお店があります。私の周りでは、このエズ村に泊まったという人は聞きませんので、ぜひ話を聞いてみたいものです。私も英国コッツウォルズのバイブリーという村では、どうしても泊まりたくて有名なスワンホテルに泊まりました。人生で最も裕福な散歩をしました。朝一は観光客もいないので独り占め。素晴らしい体験になると思います。

上の方に上がっていくと少し雰囲気が変わってきます。

村の坂道を登っていくとそこは植物園になっています。6ユーロ払えば入れます。熱帯植物園なのでこのエズ村のあるコートダジュール地域ゆかりの植物とは違うようです。サボテンが多いです。ニースにサボテンのイメージがなかったのでピンと来なかった記憶があります。

とはいえ、コートダジュールは青い顔料という意味。崖上の絶景からその青い海を見る価値はあると思います。船が青い海に白い線を引いています。